津村巧の

カメラ図鑑

TAKUMI TSUMURA'S

CAMERA GUIDE

 

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津村巧のカメラ

ボディ編

 

ここで紹介されているカメラは津村巧が所有する、

もしくは所有していた一眼レフカメラのボディです。

 

このセクションのカメラ

 

 

 

 

 

CANON EOS7

製造国

台湾

発売時期

2000年10月

希望小売価格

93000円

種類

モータードライブおよびストロボ内蔵35ミリフォーカルプレーンシャッターAF/AE一眼レフ

レンズマウント

Canon EFマウント

シャッター速度

1/4000から30秒

内臓ストロボ

電池

リチウム電池CR123A 2個

寸法、重量

146.7 x 103.0 x 69.0 mm

580g (電池抜き。電池込みで32g増)

 

 キャノンの現行中級35ミリ一眼レフ(2003年現在)。新品として購入した。

 アルミ外装、7点AF、そして内蔵ストロボが特徴である。

 モードダイヤルには「シーンモード」がある為、全くの素人でもある程度の撮影が可能。

 EOS7は、首からぶら下げているだけで「初級者です」と公言するカメラは敬遠したいが、初級機同様の機能は欲しい、というユーザーに適している。また、最新機能を持つAF一眼レフは欲しいが、懐が寒いので……、というユーザーにも適している。

 このカメラはキャノンが世界に誇る「視線入力」機能が採用されている。これは、使用者がファインダーを覗くだけでピントが合う、という優れた代物。夢のような技術だが、あまりにも高度(?)な為、自分は使っていない。眼鏡をかけていると使えない、と聞いているので、一層使えない

 本機は、米国ではEOS ELAN7Eとして販売されている(はっきり言って、EOS7の方が名称としては格好いい)。また、米国ではEOS ELAN7というモデルも販売されている。これはELAN7Eとほぼ同じだが、「視線入力」機能を省いた廉価モデル。なぜそのようなのが日本で販売されていないのか分からない。

 2004年3月に改良版のEOS7sが発売された。

 

長所

1. 初心者でも簡単に使える(下記の短所参照)

2. 値段にしては質感や性能が高い

3. 金属外装

 

短所

1. 内臓ストロボが殆ど上がらない。暗所で大型のレンズを利用する場合、外部ストロボが必要

2. 外装はアルミがメインだが、一部はプラスチック(シャッターボタン周辺)。その繋ぎ目から軋み音がして、カメラそのものを安っぽくしている

3. 上記では初心者でも簡単に使える、としたが、それはあくまでもコンパクトカメラ同様のポイント・アンド・シュートとしか使わない場合。いざ「全てをカメラ任せにせず、自分でやってみたい」と考えるようになると、操作性の悪さに気付かされる(AFのフォーカスエリアが選択し難い、など)。数回使った後、物足りなく感じ、その後デジタル一眼レフニコンD100を買うことになったが、ニコンD100の操作性はとにかく良く、ニコン以外のカメラは選択対象にならなくなってしまったほど。カメラは操作性が何より重要、と気付かせてくれた

4. 台湾製。台湾はエレクトロニクス技術が優れているので、台湾製が日本製と比較して劣る、ということはないだろう。ただ、これの前に使っていたのがマレーシア製のミノルタベクティスS-1で、それが欠陥品だった。日本製以外のカメラは懲り懲りだったので、ニコンF80とこのEOS7を比較した結果、EOS7にした。店で展示されていたF80はタイ製だったのに対し、EOS7は日本製だったから。購入したEOS7の底部を見て「MADE IN TAIWAN」となっているのを見て、とにかくガッカリ。日本製のEOS7は展示品だけ、と知っていたらF80を選んでいたかも知れない。

 

  

TAMRON 28-300を装着したEOS7

裏蓋を開けた状態

 

  

内臓ストロボを上げた状態。あまり上がらない

液晶ディスプレイとシャッターボタン。トップカバーはアルミだが、シャッターボタン。周辺はプラスチック。だから軋み音が

 

  

モードダイヤル

裏蓋

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

 

   

 

 

T O P

 

MINOLTA VECTIS S-1

製造国

マレーシア

発売時期

1996年6月

希望小売価格

62000円

種類

IX240 AF一眼レフ

レンズマウント

Minolta Vマウント

シャッター速度

自動

内臓ストロボ

電池

リチウム電池CR2 2個

寸法、重量

126.5 x 76.5 x 63.5 mm

365g (電気抜き)

 

 ミノルタ(旧ミノルタ)がAPS一眼レフシリーズの一つとして発表したカメラ。新品として購入した。

 Vマウントという、35ミリフィルムより一回り小さい、APSフィルムに合わせて小型化されたレンズを採用している。

 なるべくコンパクトカメラに見えるよう設計された為、ペンタリズムが全く目立たない。

 35ミリフィルムカメラではフラッグシップでないと見られない防滴性が売り物。無論、レンズも防滴である。

 初級者向けに設計された為、操作も簡単。コンパクトカメラ並みに手軽に撮影できる。

 自分にとって可能性が非常に高いカメラだったが、欠陥品だった為、二度使っただけで手放した。

 本機のお陰でミノルタへの絶大な信用を失い、APSから卒業するきっかけにもなった。

 ある意味感謝すべきカメラなのかも知れない。

 

主な欠陥:

1. 電源が不意に切れる。シャッターを切ろうとしたら電源が切れていた、ということが何度もあった。

2. 電源スイッチを押さなくても、触っていると起動する。電源をオフにした状態でカメラを拭いていたら突然起動し、ぶったまげたことを今でも鮮明に覚えている。

3. フィルム送り用のモータードライブが不安定。フィルム送りが適切になされず、意図せずに二重露出の写真が数枚できていた。

 

長所

1. 初心者でも簡単に使える

2. ボディもレンズもコンパクト

3. 防滴ボディとレンズ。35mm一眼レフでは、防滴性のあるものとなるとフラッグシップ級しかない

 

短所

1. 欠陥品。全てのS-1が欠陥品ではなかろうが、自分は自分が所有するS-1しか知らないので、それで判断しなければならない。ミノルタは他にコンパクトカメラも持っていて、かなり信頼していたのだが、信用できなくなった。

2. マレーシア製。マレーシアという国自体に嫌悪感を抱いている訳ではない。多分とても良い国だろう。ただ、S-1は初めて買った日本製以外のカメラである。このことから、日本メーカーが海外で生産したものについて疑問を抱くようになってしまった。

3. コンパクトである為、取り回しが楽。一方、コンパクトであるが故に、他人からはちょっと大き目のコンパクトカメラを持ち歩いているかのように見られてしまう。

4. 電源ボタンがファインダーの直ぐ隣にある。ファインダーを覗いている最中に顔面でカメラの電源を切ってしまうことがしばしばあった。当初は、カメラの電源が突然切れてばかりいた理由はこれだと思っていた。

5. プラスチック外装。プラスチックなのによく防滴性を持たせることができたな、と感心。

 

  

28-80レンズを装着した状態

裏側

 

  

内臓ストロボを上げた状態

ペンタ部分が全く目立たない

 

  

裏蓋。電源ボタンが左上のファインダーの直ぐ下にある

ベクティスS-1(後)とベクティス40。S-1ボディはコンパクトカメラの40よりコンパクト

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

   

 

   

 

 

T O P

 

NIKON F3HP

製造国

日本

発売時期

1982年3月

希望小売価格

194000円

種類

電子制御35ミリMF一眼レフ

レンズマウント

Nikon Fマウント

シャッター速度

1/2000から8秒

内臓ストロボ

電池

LR44 2個

寸法、重量

148.5 x 101.5 x 69 mm

760 g

 

 ニコンが誇るプロ用一眼レフF一桁シリーズの三代目。中古カメラ屋で「新品(?)」として購入した。

 後に後継機のF4が販売されたが、F3の人気は衰えず、生産が終了になったのは、F4の後継機F5の販売から数年後。

 20年近く製造されたことになる。

 F一桁シリーズとしては初めてボディにAEを搭載した。電子シャッターを初めて採用したF一桁でもある。F、F2は、ボディ部はあくまでも機械式で、露出計はファインダーと一体化した脱着式だった。

 F3の外装は、当時はまだ自動車デザイナーとして知られていたジウジアーロによって設計された。本機の成功で、ジウジアーロは単なる自動車デザイナーからあらゆる工業製品は勿論、パスタ(?)のデザインまでも手がけられるようになった。

 F3はモータードライブMD-4を装着することを前提に設計され、装着すると非常に格好よくなる。これにコマ変速機MK-1を更に装着すると最高。

 F3は、アイレベルファインダーのF3と、ハイアイポイントファインダーのF3HPの二モデルがレギュラーモデルとして販売された。

 他に特別モデルとしてチタン外装のF3T、報道機関限定のF3P、そしてAFファインダーを搭載したF3AFがある。

 

長所

1. 品質の高さが手にするだけで分かる

2. 日本製

3. 金属外装

 

短所

1. プロ用とあって、大きさの割には重い

2. 製造が終了していて、アクセサリなどが入手し難くなっている

3. F4ほどではないが、全てのボタンやダイヤルにロック機構が設けられている。誤作動を防ぐ為のものだろうが、カメラを扱い難くしている。報道機関用のF3Pでは省かれているロック機構が多く、結局誰の為のロック機構だろう、と思う

4. AFがない

 

  

TAMRON 28-80を装着した状態

裏側

 

裏蓋を開けた状態

 

  

巻き上げレバー、シャッター速度ダイヤル

巻き戻しクランク。外部ストロボを装着するガンカプラーはここに装着。したがって、フィルムを巻き戻す際はストロボを一々外さなければならない

 

    

MD-4モータードライブとMK-1コマ変速機を装着した状態

F3HPは比較的小柄なカメラだが、こうなると流石にでかい。MD-4の側面が傾斜しているのが分かる

MD-4のシャッターボタン

 

MK-1コマ変速機

コマ変速が可能になるだけでなく、

縦位置シャッターボタンも備わる

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

   

 

 

T O P

 

NIKON F4

製造国

日本

発売時期

1988年12月

希望小売価格

22600円

種類

モータードライブ内臓35ミリAF一眼レフ

レンズマウント

Nikon Fマウント

シャッター速度

1/8000から30秒

内臓ストロボ

電池

単三電池 4個

寸法、重量

168.5 x 118 x 76.5 mm

1090 g

 

 ニコンが誇るプロ用一眼レフF一桁シリーズの四代目。

 F一桁シリーズとして初めてAFを採用した。しかし、実質的にはAF機能の付いたMFカメラ、といった感じ。ダイヤル操作が多い。

 正確に言うと、F4を購入したことはない。買ったのはF4S。その後バッテリーパックMB-20を買い、F4Sに付属していたマルチバッテリーパックMB-21と交換したところ、F4になった。

 F4シリーズの特徴は、バッテリーパックを交換することで格上げ、格下げが出来る事。利用する場に応じてカメラの大きさを変えられるのだ。

 ただ、最小のF4でもかなり大きいカメラである(幅は169ミリほどあり、これ以上横幅のある35ミリ一眼レフはないと思われる)。

 F4本体はF4Sとしてカメラのキタムラの中古セクションで購入。MB-20は新品。

 

追記:

 2004年末にF一桁の六代目F6が発売された。F5はバッテリー・グリップが一体化していたが、F6はF4と同様、バッテリー・グリップが分割式となり、用途に応じて大きさを変えられるようになった。しかし、F6の場合、F4Eのようにバッテリー・グリップが標準装備されたものは販売されておらず、ボディとバッテリー・グリップを個別に購入しなければならない。

 

長所

1. 堅固な構造。プロの酷使にも耐えられる。

2. MFの操作性が高い。F4を最高のMFカメラと揶揄するカメラマンもいる。

3. 日本製。

4. AFカメラにも拘わらず、液晶ディスプレイがない。液晶ディスプレイが当たり前となっている電子カメラは、液晶漏れという経年劣化で使えなくなってしまうのが多いが、本機においてはその心配はない。

 

短所

1. プラスチック外装。前身のF3は名作、後身のF5は傑作とされている。F3ユーザーはF4のプラスチック外装を剛性の面で低く評価している。また、プラスチック外装は使い込んでいる内に「テカリ」が出てくる。ボロボロになった金属外装は「格好いい」と見なされるが、「テカリ」はなぜか格好悪いと見なされる。

2. AFの性能が非常に低い。F5ユーザーにとってF4のAFは原始的。プロでなければ充分以上の性能だろうが、現在は初級者用でも同等の性能があると思われる。

3. 全てのボタンやダイヤルにロック機構が設けられている。誤作動を防ぐ為のものだろうが、カメラを扱い難くしている。

4. 図体がでかい。全幅が17センチ近く、という35ミリフィルム一眼レフは他にないと思われる。

 

    

TAMRON 28-80を装着した状態

大柄なボディ

 

  

グリップ部が非常に大きい

AFカメラにも拘わらず、ダイヤルが多い「最高のMFカメラ」と揶揄されるのも納得できる

 

 

T O P

 

NIKON F4S

製造国

日本

発売時期

1988年12月

希望小売価格

239000円

種類

モータードライブ内臓35ミリAF一眼レフ

レンズマウント

Nikon Fマウント

シャッター速度

1/8000から30秒

内臓ストロボ

電池

単三電池 6個

寸法、重量

168.5 x 138.5 x 76.5 mm

1280 g (電池抜き)

 

 ニコンが誇るプロ用一眼レフF一桁シリーズの四代目。

 F一桁シリーズとして初めてAFを採用した。実質的にはAF機能の付いたMFカメラ、といった感じ。ダイヤル操作が多い。

 カタログでこのカメラを見て格好いいと思い、機会があったら購入したい、と考えていた。中古カメラ屋で程度のいいのを見付けたので、購入。後にバッテリーパックMB-20やMB-23を購入し、F4F4Eに格上げ・格下げできるようにした。

 F4シリーズの特徴は、バッテリーパックを交換することで格上げ、格下げができること。利用する場に応じてカメラの大きさを変えられる。

 F4シリーズは、MF一眼レフの名機F3と、AF一眼レフの傑作機F5に挟まれ、評価が低い。

 カメラに限らず、シリーズ物では偶数が奇数より低い評価を受けるようだ(007シリーズも初代、三代、五代の人気は高いが、二代と四代の人気は低い)。

 

追記:

 2004年末にF一桁の六代目F6が発売された。F5はバッテリー・グリップが一体化していたが、F6はF4と同様、バッテリー・グリップが分割式となり、用途に応じて大きさを変えられるようになった。しかし、F6の場合、F4Eのようにバッテリー・グリップが標準装備されたものは販売されておらず、ボディとバッテリー・グリップを個別に購入しなければならない。

 

長所

 

1. 非常に格好いいカメラ。設計者ジウジアーロは天才(メインの自動車は1980年代からイマイチだが)

2. 堅固な構造。プロの酷使にも耐えられる。

3. MFの操作性が高い。F4を最高のMFカメラと称するカメラマンもいる。

4. 日本製。

5. AFカメラにも拘わらず、液晶ディスプレイがない。液晶ディスプレイが当たり前となっている電子カメラは、液晶漏れという経年劣化で使えなくなってしまうのが多いが、本機においてはその心配はない。

 

短所

1. MB-21バッテリーパックの電池室は二つに分かれている。その為、電池の交換に手間取る。自分が始めて電池を取り出した時、元に戻すのに1時間も掛かってしまった。

2. プラスチック外装。前身のF3は名作、後身のF5は傑作とされている。F3ユーザーはF4のプラスチック外装を低く評価している。また、プラスチック外装は使い込んでいる内に「テカリ」が出てくる。ボロボロになった金属外装は「格好いい」と見なされるが、「テカリ」はなぜか格好悪いと見なされる。

3. AFの性能が非常に低い。F5ユーザーにとってF4のAFは原始的。プロでなければ充分以上の性能だろうが、現在は初級者用でも同等の性能があると思われる。

4. 全てのボタンやダイヤルにロック機構が設けられている。誤作動を防ぐ為のものだろうが、カメラを扱い難くしている。

5. 図体がでかい。全幅が17センチ近く、という35ミリフィルム一眼レフは他にないと思われる。

 

    

TAMRON 28-80を装着した状態。非常に格好いい

この角度から見ても格好いい

裏側

 

裏蓋をあけた状態

 

  

自動巻き戻しはあるが、非常用として巻き戻しクランクが

ダイヤルが一杯。したがって、液晶表示はない

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

   

 

 

T O P

 

NIKON F4E

製造国

日本

発売時期

19年月

希望小売価格

種類

モータードライブ内臓35ミリAF一眼レフ

レンズマウント

Nikon Fマウント

シャッター速度

1/8000から30秒

内臓ストロボ

電池

単三電池 6個

寸法、重量

168.5 x 138.5 x 76.5 mm

1280 g (電池抜き)

 

 ニコンが誇るプロ用一眼レフF一桁シリーズの四代目。

 F一桁シリーズとして初めてAFを採用した。実質的にはAF機能の付いたMFカメラ、といった感じ。ダイヤル操作が多い。

 正確に言うと、F4Eを購入したことはない。買ったのはF4S。その後バッテリーパックMB-23を買い、F4Sに付属していたマルチバッテリーパックMB-21と交換したところ、F4Eになった。

 F4シリーズの特徴は、バッテリーパックを交換することで格上げ、格下げができること。利用する場に応じてカメラの大きさを変えられるのだ。

 F4Eは非常に大きなカメラ。大きい、重い、と批判されることのあるF5を寸法面でも重量面でも上回る。市販されていたニコン一眼レフとしては最大だったらしい。

 F4Sでは電池室が二つに分かれてしまい、電池交換するのにカメラを一々分解しなければならなかった。F4Eでは電池室が一つにまとまっているので、電池交換は楽。

 F4本体はF4Sとしてカメラのキタムラの中古セクションで購入。MB-23は新品。

 

追記:

 2004年末にF一桁の六代目F6が発売された。F5はバッテリー・グリップが一体化していたが、F6はF4と同様、バッテリー・グリップが分割式となり、用途に応じて大きさを変えられるようになった。しかし、F6の場合、F4Eのようにバッテリー・グリップが標準装備されたものは販売されておらず、ボディとバッテリー・グリップを個別に購入しなければならない。

 

長所

1. 非常に格好いいカメラ。設計者ジウジアーロは天才(メインの自動車は1980年代からイマイチだが)

2. 堅固な構造。プロの酷使にも耐えられる。

3. MFの操作性が高い。F4を最高のMFカメラと揶揄するカメラマンもいる。

4. 日本製。

5. AFカメラにも拘わらず、液晶ディスプレイがない。液晶ディスプレイが当たり前となっている電子カメラは、液晶漏れという経年劣化で使えなくなってしまうのが多いが、本機においてはその心配はない。

 

短所

1. プラスチック外装。前身のF3は名作、後身のF5は傑作とされている。F3ユーザーはF4のプラスチック外装を低く評価している。また、プラスチック外装は使い込んでいる内に「テカリ」が出てくる。ボロボロになった金属外装は「格好いい」と見なされるが、「テカリ」はなぜか格好悪いと見なされる(個人的にはいずれも格好悪い)。

2. AFの性能が非常に低い。F5ユーザーにとってF4のAFは原始的。プロでなければ充分以上の性能だろうが、現在は初級者用でも同等の性能があると思われる。

3. 全てのボタンやダイヤルにロック機構が設けられている。誤作動を防ぐ為のものだろうが、カメラを扱い難くしている。

4. 大き過ぎ、重過ぎ、と酷評されることのある現在のフラッグシップF5をも上回る大きさと重さ。プロの場合、運搬する為だけに助手を雇う必要があると思われる。全幅が17センチ近く、という35ミリフィルム一眼レフは他にない。

 

    

TAMRON 28-80を装着した状態

F4Eを最初見た時はF4Sほど格好よくない、と思ったが、改めて見ると格好いい

格好いいけどでかい

 

  

マルチバッテリーパックMB-23

F4E(左)とD100(右)。それなりの図体のD100が初級機に見えてしまっている

 

 

T O P

 

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