ボディ編 ここで紹介されているカメラは津村巧が所有する、 もしくは所有していた一眼レフカメラのボディです。 このセクションのカメラ |
製造国 |
日本 |
発売時期 |
1993年2月 |
希望小売価格 |
128000円 |
種類 |
35ミリAF一眼レフ |
レンズマウント |
Nikon
Fマウント |
シャッター速度 |
1/8000から30秒 |
内臓ストロボ |
無 |
電池 |
単三電池 4個 |
寸法、重量 |
154
x 106 x 69 mm 755
g (電池抜き) |
F90シリーズはF801シリーズの後継機で、F100の前身に当たる上級モデル。 F90シリーズは1992年の発売の際F90(基本モデル)、F90S(マルチコントロールバックMF-26を標準装備)、F90D(データバックMF-25を標準装備)の三種類がラインアップ。翌年には改良版のF90X、F90XS、F90XDが発売された。 F90Sは、米国ではN90Sとして販売されていた。 中古として購入。 長所 1. 日本製 2. 上級者用モデルとあって、基本性能は高い 短所 1. 内臓ストロボがない 2. プラスチック外装 3. AFは現在からすると遅く、うるさいが、先代のF801よりは改善されている TAMRON 28-80を装着した状態 TAMRON 28-80を装着した状態 裏側 裏蓋を開けた状態 |
製造国 |
日本 |
発売時期 |
2002年6月 |
希望小売価格 |
300000円 |
種類 |
ストロボ内蔵デジタルAF一眼レフ |
レンズマウント |
Nikon
Fマウント |
CCD |
23.7
x 15.6 mm CCD |
記録画素 |
610万画素(3026
x 2018ピクセル) |
記録媒体 |
CompactFlash |
LCDモニタ |
1.8インチTFT |
シャッター速度 |
1/4000から30秒 |
内臓ストロボ |
有 |
電池 |
EN-EL3リチウムイオン充電池 1個 |
寸法、重量 |
144
x 116 x 80.5 mm 700
g (電池・記録媒体抜き) |
D100は、ニコンが初めてプロ以外の使用者を念頭に設計・製造したデジタル一眼レフ(プロの使用者も多いが)。発表当時は最小・最軽量のデジタル一眼だった。 このカメラの最大の長所は、電池寿命が死ぬほど長いこと。一日で600枚撮影したことがあった。その際、モニタで画像を何度も再生して確認したにも拘らず、電池は減る気配すら見せなかった。それから200枚撮影して、ようやく電池が減ったことを示した(電池残量表示は三段階で、端っこがようやく欠けたのである)。 電池が減ってむしろ安心する、というカメラは、フィルムカメラ、デジタルカメラに関係なく本機が初めて(下記の短所参照)。 ネット通信で新品として購入。 本機の発売以降、様々なデジタル一眼レフがニコンは勿論、他社からも販売されるようになったが、全体的な完成度は未だにそれらとも引けを取らない。 2004/11現在で、純正レンズは2本。Nikkor AF-S VR 24-120とNikkor
AF-S VR 70-200。いずれもVR(手ぶれ補正機構)付き。完全にVR信者になってしまった。今は手ぶれ補正機構のないレンズや、手ぶれ補正機構付きレンズを提供しないカメラには食指が動かない。 長所 1. 電池寿命が非常に長い(下記の短所参照) 2. 日本製 3. 初心者でも使い易い。D100を購入した時点では、電池持ちの良さを最大の選択理由にし、操作性は特に考慮していなかった。D100が電池持ちが良い上に操作性が良かったのは、運がいいとしかいえない(これ以前にフィルムカメラキャノンEOS7を使っていたが、何となく物足りなく感じたのも、操作性が良くなかったことが原因だ、と今更分かった)。これから後にFUJIFILM
FINEPIX S2PROを購入したが、そちらを触っていて、改めてこちらの操作性の良さに感心した。とにかく使い易い(設定メニュー、AFのフォーカスエリアの選択など)。その後店頭に展示されてあったキャノン EOS 10D、EOS 20D、EOS KISS
DIGITAL、EOS-1D Mark IIも触ってみたが、その度にD100の操作性の良さに気付かされる。自分としては、今後どんなに凄い機能のデジタル一眼が出ようと、あるいは例えどんなに画質が優れているデジタル一眼が出ようと、ニコン以外の製品は真剣な購入対象に成り得ない(ニコンのデジタル一眼は、D100以降のものは操作性が統一されている。D100のユーザーなら、他のニコン製デジタル一眼を違和感なく使える)。 4. 内臓ストロボ 5. 完成度が高い。起動時間、操作性、電池持ちなど、ニコンとしては初のプロ用でないデジタル一眼にも拘わらず、本機を総合的に上回ることができるのは同じニコンのD70くらいしか、個人的には思い浮かばない。D100以降数々のデジタル一眼が発表されるようになった。が、起動時間、操作性、電池持ちの良さなどの面で、本機を総合的に上回れる機種は少ない。なぜなのか、不思議に思う。本機は2002年発売で、デジタルカメラの進化状況からすれば数世代前の機種なのだ。 短所 1. プラスチック外装。表面処理は非常によく、見栄えは金属外装のキャノンEOS10Dよりよいと思う。ただ、耐久性については疑問が残る。また、CFスロットの蓋がパコパコしている。通常の使用においては全く問題はないが、カメラそのものが安っぽく感じてしまう。店で触った他のD100にそのような問題はなかった。 2. バッファ容量が小さい(最大6コマまで) 3. ゴミ問題。購入したした時点でこの問題について知っていたが、ある日撮影から戻り、どの画像にもアメーバのような影が映り込んでいるのを知った時はショックだった。泡食ってACアダプターを買いに行ったのは言うまでもない(側にサービスセンターがあったが、夏期休暇で開いてなかった(このサービスセンターは2004年3月に閉鎖))。ゴミをブロワーで除去した後、即座にレンズを装着し、それ以後外していない。レンズ交換式の一眼レフを買った意味がないではないか、と偶に思う。 4. ACアダプター。ゴミを除去する為の必需品なのに、別売で、しかも高い。 5. ボディそのものが高い。もう少し出せば35ミリフラッグシップのF5が購入できる(2003年の話。2004年12月頃にはF100の実売価格である12万円台にまで値下がりしている。F5は20万円前後。後継機のF6も登場) 6. 斜めのCFスロット。D100は比較的コンパクトである。そのコンパクトさの代償は、CFスロットが若干斜めになっていること。慣れるまで多少時間が掛かるし、慌ててCFを交換している時はイライラさせられる。カメラは可能な限りコンパクトにするべきだが、人間工学を無視してまでコンパクトさを追求する必要はないと思う。 7. 後に手ブレ補正機能付きのズームレンズAF-2 24-120 VRを購入。それを装着して撮影会に挑んだところ、電池の寿命が半分にまで落ちた。D100の省エネ設計もさすがに手ブレ補正機能には対応できないらしい。手ブレ補正は、小まめにオフにする必要が。 8. 発表当時は世界最小・最軽量のデジタル一眼レフだったが、2005年にもなると現行の非プロ用デジタル一眼レフの中では最大・最重になってしまった。デジタル製品の進化の速さを感じさせる。また、足の速いデジタル一眼レフ業界で、発売から3年経ってもまだ現行機種、というのは驚き。D100の基本的性能が高さと、ニコンの機種開発の余裕のなさの憐れか。 TAMRON 28-105を装着した状態 裏側 モードダイヤル周辺 シャッターボタン周辺 内臓ストロボ。かなり高い位置まで上がる 背面モニタ マルチファンクションバッテリパック。MB-D100を装着した状態。馬鹿でかく、重くなる Nikkor AF-S VR 24-120を装着した状態 Nikkor AF-S VR 24-120とMB-D100を装着した状態 Nikkor AF-S VR 70-200を装着した状態 Nikkor AF-S VR 70-200 |
PRAKTICA NOVA, 1st Modification |
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製造国 |
旧ドイツ民主主義共和国(東ドイツ) |
発売時期 |
1966年4月 |
希望小売価格 |
不明、5250円で購入 |
種類 |
35ミリMF一眼レフ |
レンズマウント |
M42マウント |
シャッター速度 |
1/500から1/2 |
内臓ストロボ |
無 |
電池 |
NA |
寸法、重量 |
154
x 96 x 48 mm (実測) g |
1964年に販売されたプラクチカ・ノバの改良版。 1966年4月から1967年8月まで、45000台が製造された。 初めて購入したプラクチカである。中古も販売していたカメラ屋で購入。 長所 1. 金属製 2. 外装処理はZenit
Eより良い 3. 使い易い 4. 電池が不要 5. ユニバーサルなM42マウント 短所 1. フィルムスプールが若干使い難い 2. ファインダーに汚れが。全てのNOVAにこの問題があるとは思えないが……。 3. 大きく、重い 4. フィルムカウンターがうんともすんとも言わない。したがって何枚撮ったのか分からない ZENITAR 50を装着した状態 裏側 裏蓋を開けた状態。蝶番が通常とは逆にある 巻き上げレバー 巻き戻しクランク カメラ前部に斜めに設けられたシャッターボタン |
製造国 |
ロシア |
発売時期 |
|
希望小売価格 |
不明、レンズ込みで9429円で購入 |
種類 |
35ミリMF一眼レフ |
レンズマウント |
M42マウント |
シャッター速度 |
1/500から1/30秒 |
内臓ストロボ |
無 |
電池 |
NA |
寸法、重量 |
138
x 93 x 100 mm (レンズ込み) 920
g (レンズ込み) |
旧ソ連を代表するカメラ。 1965年から製造された。 製造台数は数百万台ともいわれ、世界で最も多く製造されたカメラとされる。 1980年代初頭に製造は終了されたが、派生カメラ(ZENIT ETなど)は現在も製造されているという。 中古として初めて買った日本メーカー以外のカメラ。 長所 1. 金属製 2. 電池が不要 3. ユニバーサルなM42マウント 短所 1. ISOを設定できるようになっているが、やり方が分からない。仕様書を何度も読んだにも拘わらず。 ZENITAR 50を装着した状態 裏側 裏蓋を開けた状態 巻き上げレバー、シャッターボタン、巻き戻しボタン、 巻き戻しノブとISO設定ダイヤル キリル文字。購入した店ではもう一台あり、そちらの方が安かったが、キリル文字が入っていたこちらを購入 |
製造国 |
ベラルーシ |
発売時期 |
1984年 |
希望小売価格 |
不明、13400円でレンズ込みで購入 |
種類 |
35ミリMF一眼レフ |
レンズマウント |
M42マウント |
シャッター速度 |
1/500から1/30秒 |
内臓ストロボ |
無 |
電池 |
NA |
寸法、重量 |
138
x 93 x 112 mm (レンズ込み) 790
g (レンズ込み) |
ZENIT Eの近代化(後退?)バージョン。ロシアではなく、ベラルーシ製。 ZENIT Eは金属外装だったが、こちらはプラスチック。見た目はほぼそっくりだが、持ってみると明らかに軽い。 シャッター速度など、性能は同じ。 ネットの通信販売で初めて買った日本カメラメーカー以外の中古カメラ。 ZENIT Eと比較して使い難くなっている。 最大の問題はカメラそのものより、付属していたカメラケース。一旦入れると取り出せない。……正確には取り出せるが、ケースとカメラを半ば破壊しないと取り出せない。 状態がせっかくいいのに擦れ傷だらけになったら勿体無いと判断し、カメラケースは使わないことにした。 長所 1. 電池が不要 2. ユニバーサルなM42マウント 短所 1. ISOを設定できるようになっているが、やり方が分からない。仕様書がロシア語だった 2. フィルム巻き戻しの手順が複雑 3. プラスチック外装 4. カメラケースが別のカメラのもののよう 付属レンズを装着した状態 付属レンズを装着した状態 上から望む 裏蓋を開けた状態 レンズを外した状態 開け閉めが非常に困難なカメラケース |
製造国 |
ロシア |
発売時期 |
|
希望小売価格 |
13800円、レンズ込み |
種類 |
35ミリMF一眼レフ |
レンズマウント |
M42マウント |
シャッター速度 |
1/500から1/30秒 |
内臓ストロボ |
無 |
電池 |
SR44 2個 |
寸法、重量 |
142
x 97 x 49 mm 530
g (レンズ抜き、レンズ込みで820 g) |
外観はかなり異なるが、中身はZENIT Eの派生。 外装はプラスチック。玩具カメラより幾分マシ、といった感じ。 初めて買った日本メーカー以外のカメラ。通信販売で新品(?)で購入。代引を指定したのに、なぜか「支払済み」として届いた。相手が間違ったのだからこちらから連絡する必要はなかったのだが、結局心配になって請求書を寄越してくれ、連絡を入れる羽目に。 使い勝手は悪くない。 日常的に使える代物ではないが。 長所 1. 新品で1万円ちょっと。レンズもカメラケースも充分使用に耐えられる 2. 値段の割にはきちんと移る 3. ユニバーサルなM42マウント 短所 1. プラスチック外装の為、安っぽく見える。エンジニアリングプラスチックではないようだ 2. 安っぽいプラスチック外装から想像するより重い。中は金属。 3. 自分が所有しているZENIT Eと違い、キリル文字がなく、エキゾチックさを感じさせない。 付属レンズを付けた状態。ストラップとカメラケースとロシア語の説明書 裏蓋を開けた状態 シャッター速度設定ダイヤル、巻き上げレバー、シャッターボタン ISO設定ダイヤルと巻き戻しクランク 上から望む M42スクリューマウント |